(前章からの続き)

国益というものは非常に難しい概念である。抽象的であるためにどうしてもわかりにくいものである。強いてあげるとすればこれは、国が守るべき利益という言葉が国益にぴったりであろう。国民をまもること、不当な圧力から国を守ることなどなどというのが具体的に考えられる。しかもこれは別に外に発信する必要性も全くないのである。

国外に向けて国内に向けても国民の権利を守ることが可能である。それは国外に向けては考えられるのは海外での騒乱時での日本国民の保護などが考えられる。また国内では、権利の確保の充実などが考えられる。そのような意味で考えると国益を守ることは必ずしも対外向けに大規模にアピールする必要性というのは全くない。またこれは愛国心とも違う。別に国益を守るために愛国心を特に鼓舞する必要性もなかろう。

国益を守る為には、政治家としては当たり前の行動をすればイイのである。特段のアピールなんていうのはいらない。むしろそのようなアピールというのは逆に邪魔になる。地味に行えばいいのである。

そのような意味で考えると、ムネオもマキコもやっていることはあまり変わらないとおもう。派手なパフォーマンスをして不正が露呈してきているムネオ、国益にあまりにも無関心で、それを積極的にあたりまえのものとして行わなかったマキコ、この両者ともあまりかわらないと思う。国益をほとんど考えなかった点では同罪ではなかろうか。

(終)

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